2006年05月02日

あれから1週間


子供達が親元、もしくは親戚の家へ試験的に戻って今日で1週間経ちます。1週間も経てば最初のお客さんムードも抜けているはず。なので一部の子供達の様子を見に行くことにしました。

まず最初に向かったのはジジの元へ。彼女はお母さんのお仕事のお手伝いをしているはず。彼女のお母さんはバスターミナルで売り子をしています。そのバスターミナルに着くと、お母さんの姿は見えますが、ジジの姿は見えず。お母さんに聞いてみると、妹を迎えに行ったとのことなのでまた後で来ることにして、バンコックのところへ向かいました。

バンコックは農業を営んでいる親戚のお手伝いをしていました。呼び出されて畑から戻ってきた彼は、すっかりこの生活に馴染んでいる様子。確かに彼くらいの年頃になれば、貴重な戦力として役に立つことでしょう。彼は僕らが話し掛けても、うつむいたまま。時々頷く程度。緊張しているのか、照れているのか分かりませんでしたが、チェチェさんの言うことは素直に聞いていました。帰りに沢山のザボンの一種のような柑橘系の果物を袋に沢山詰めてお土産で頂きました。

次は、ウイナリン、アナリン、ゴゴの3兄弟の元へ。近づくと途中でアナリンの姿が見えます。向こうも気づいた様子。非常に嬉しそう。そして車が到着したとき、ゴゴとウイナリンも僕らを迎え入れてくれました。ウイナリンは僕がもう帰ったと思っていたのか、非常に僕との再会に嬉しがってくれて、手を取ってみんなのもとへ案内してくれました。この家族も大家族。彼らもこの生活には問題なくフィットしている様子。フィリピンでは、お客さんに最大限もてなすことが礼儀であるので、ここでもまたスイカを頂きました。このスイカ、甘くて非常においしかったです。この炎天下なので喉が渇いていたせいもあるかもしれませんが、いっぱい食べたくて仕方なかったのですが、彼らは一つも手をつけないので、さすがに遠慮しなければなりません。それでもあまりの美味しさに2切れほど頂いてしまったのですけども。チェチェさんはいっぱい食べてましたけどね(笑)

最後はジジのところへ。バスターミナルへ戻るとお母さん、ジジ、そして彼女の妹もいました。そして彼女も僕らとの再会を非常に喜んでくれました。ジジも頑張ってお手伝いをしている様子。この仕事も炎天下の中大変でしょうが、お母さんを助ける喜び、そしてお金を稼ぐことの大変さ、お金の大事さを学び取ることでしょう。今回は僕も彼女の支えになるべく、売り物であったお菓子や食べ物を全部購入させてもらいました。これはこのままイースタービレッジに残っている子供達や、スタッフへのおやつになりました。全部買占めと言ってもさほどの金額にはなりませんが、とっても喜んでくれて僕も嬉しかったです。

今回は3人だけでしたが、他のみんなはうまくやっているのでしょうか。特にティナはちょっと心配ですけど、これも経験。きっと3週間後には何かを学び取って一回り大きくなってかえってくるはず。僕はそのときは日本に戻っているけど、きっとまたすぐ会えるから、それまで楽しみに待っていようと思います。



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