2006年04月28日

カツカレー


イースタービレッジに訪問するたびに何か料理を作っているのですが、先週の日曜のフライドチキンに続き、今回は祐川さんとの共同作業でカツカレーを作ってみました。

祐川さんがカレー担当、僕がカツ担当です。材料を買いにスーパーまでジョセフと一緒に行き、肩の部分の豚肉を2kg購入。それとパン粉も一緒に購入しました。パン粉は最初なんて説明したらいいのか分からず苦心しましたが、一生懸命説明しているうちに理解してくれたようで、店員が持ってきてくれました。

買い物から戻ると祐川さんはもう始めていました。玉ねぎをよく炒めるのがコツらしく、エビリンと共にやっていました。僕はその横で、豚肉についている骨を取り除く作業です。こちらではSMなどの大手を除き、基本的には骨付きなのでトンカツには不向き。確かにこの肉はステーキ用だけあってそのまま焼いたら美味しそうなお肉でした。でも、今日はカツカレー。きちんと脂身と骨をとり、筋切りをして準備します。その際にでた骨と脂身はオオトカゲと犬用のごちそうになりますので、無駄なく遣うということになりますね。

肉を切ってからは、今度はパン粉をつける作業です。買ってきた品物が日本製にも係わらず虫が入っていたので、びっくりしましたが、きっとこれに文句をつけても換えてもらえないだろうと思い、袋をあけて虫を取り出す作業を始めました。それが終わり、卵をといてパン粉とともに肉につけます。パン粉はふた袋買っていたのですが、ひとつしか使わないだろうとたかをくくっていたら、足りなくなり二つ目も遣うことになりました。

いよいよ、揚げる作業です。この時点でカレーはもう完成しています。以前油をフライドチキン作成のために結構使ってしまったのでちょっと少なめでしたが、なんとか足りる量、というよりぎりぎりでした。

揚げ始めて気づいたのですが、骨を取ったせいで形が不恰好なことと、さらに一枚一枚が大きいのです。失敗したなぁと思いましたが、これも仕方ないこと。だって料理は僕はほとんどしないのですから。でもこれも経験。きっと今後の役に立つはず。衣の色で判断していたのですが、大きすぎるものはカットしてみると中がまだ火が通っていないものも。本当は2度揚げは油っこくなってしまったり、衣が剥げてしまったりで嫌なのですが、食中毒を起こしたら大変です。特に豚なので気をつけないと。小さな子供が食べることもあり、ある程度小さくカットして、そのたびに中を確認したので大丈夫だと思います。

こうして2Kgのトンカツが出来上がりました。そして、あとはカレーを温めなおして出来上がりです。みんなはカレーは食べたことはあれど、カツカレーはなかったので祐川さんがどういうものか見本を見せていました。チェチェさんは今日は本当は夕食を食べずに帰るつもりだったらしいのですが、やはり興味を注がれたのでしょう、しっかりと食べて帰って行きました。

結構あったトンカツ。しかもいつもより人数が少ないのですが、それでもかなり無くなりました。残った分は僕がチェチェさんにマイマイたちにあげてと言って渡しました。彼らはチェチェさんの横の中島農場に住んでおり、フライト変更でダバオにいくついでに彼らの家を見てきたのです。するとおかずがなくて、ご飯だけ食べたとのことだったので、本当は全員の子供に食べて欲しいのだけどそれは無理なので、彼らだけでもと思い申し出たのでした。

でもこんな贅沢な料理(日本では普通ですけど)、他の子供たちが知ったら嫉妬するかも。まあでも今残っている子供たちは帰りたくても帰れない状況なんだから、トレードオフってことですかね。また次回来た時、何か美味しいものを作ってあげるからね。



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