2006年04月23日

トントンとインダイの帰宅



トントンとインダイの帰宅が決まりました。とは言ってもまだ一時的なもので、またこちらに戻ってくる予定です。でも何故いきなり?実は彼らのお母さんが結婚することになったのです。お相手はモスリムの方で、彼女にとってはこれが初婚になります。チェチェさんは、これが始めての、そして最後の結婚になるといいねと言っていました。

トントンとインダイの兄弟は実はもう一人妹がいます。インダイですら3歳なのでまだ妹は赤ん坊に近いのですが。でもインダイは自分が可愛がられたいタイプなので、妹に嫉妬してしまうかもしれません。まあ、インダイも3歳。親の愛が必要なのは当たり前なのですけどね。

お母さんと新しいお父さんがイースタービレッジに来ました。そして、今後のことをチェチェさん、祐川さんと話し合います。今までカトリックだったお母さん、そしてトントン、インダイ。これからはイスラム教になるのでしょうか。まだインダイあたりはすぐに対応できると思いますが、一番大変なのはお母さんかもしれません。

話し合いが終わり、いよいよ出発の時が来ました。インダイは一緒に帰れる気持ちで嬉しさが滲み出ています。トントンも新しいお父さんにもさほど違和感なく溶け込めそうな雰囲気でした。でもトントンに「バイバイ」と話しかけるとやっぱり寂しそう。僕も彼がこのまま帰ってこないような、もう2度と会えないような気がして、思わず抱きしめてしまいました。

その後、家族の写真を取らせてもらいました。そしてこれからの新生活に期待するように楽しそうに話す家族。それを見てて、ふと中島さんの言葉が思い出されました。

『どんなにやっても、やっぱり親の愛には敵わないんだよ』

この言葉が本当に身にしみた瞬間でした。共同生活をどれだけ一緒に営んでも、親という存在には勝てやしない。もちろん競争しているわけではないですので、親元で普通に生活できる環境が一番いいに決まっているのです。ただ、フィリピンではその普通の生活というレベルに達してないうちに親元へ返すというケースが多いので、イースタービレッジでは、まだ完全に親元に帰す契約を結んだわけではありません。

イースタービレッジでは今後とも、ご両親と連絡を取り、様子をみながら進めていく予定です。一度面倒を見た子供は、きちんと最後まで面倒を見る。それがここの基本方針なのです。



inserted by FC2 system