2005年12月24日

クリスマスイブ


今夜はみんなが待ちにまったクリスマスイブです。もちろん、クリスマスパーティに加え、明日の朝になるとサンタがみんなにクリスマスプレゼントを持ってきてくれるからです。

フィリピンのクリスマスの準備は9月から始まるそうです。そこから準備しているので、クリスマスが近づくにつれてみんなの気持ちもいっそう盛り上がります。しかし、大変なのは神父さん。イースタービレッジの佑川神父も例外なく、大変です。朝の4時からミサを各地の教会で行ったりと教会の催しがいっぱいなのです。

本日は夜に教会に行くのですが、その前にビラヤン族の村へ訪れました。ここはイースタービレッジが自立支援をしているところです。今日はここの村への洋服の提供のため訪れました。その際、村の子どもたちによる踊りも披露してくれました。

夕方になり、教会へ行きました。教会では神父さんが司会を務め、時間の遅延はあったものの滞りなく終了しました。神父さんのお話されている際に、涙ぐむ子どもたちが多かったです。やはり両親のことを思い出してしまうとのこと。その儀式が終わると子どもたちの顔に笑顔が戻りました。日本やフィリピンの他の子どもたちに比べたらやはり恵まれているとは思えませんが、その分だけ彼ら、彼女らは強く育っているのかもしれません。

そして、イースタービレッジへ。今日は特別な日ということもあり、レッチョンバボイ(豚の丸焼き)がでました。これはフィリピンのご馳走の中では特別なものです。それとKさんが作ってくれた野菜サラダもみんなに好評でした。

そして11時ごろにみんなでケーキを食べる予定でした。僕はこの日のためにサンタの衣装を持ってきていたので、このタイミングでみんなの前に姿を現しましたが、すぐに僕だとばれてしまったようです。でも、みんなには好評でサンタのまま一緒にダンスをしたり、衣装を他の子どもたちに着さたりしました。そしてクリスマスケーキとアイスクリームをみんなで食べて過ごしました。

夜、みんなが寝静まったころ、スタッフのティティル、エビィリンと共にサンタからの贈り物を届けました。途中、バンコックという子どもが起きていたので怪しまれないように(?)再びサンタの格好をして届けにいきました。そのときはすでにバンコックは寝ていたようですが、僕自身もドキドキしながらとどけてきました。

明日、みんなが起きたらきっと喜ぶでしょう。今の時間は夜中の4時。もう2時間もしたらみんながおきてきます。僕も今日はそろそろ寝ないと、明日起きられない。

こうして、クリスマスイブは終わったのでした。

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